レポート byなんたまサポーター 徳竹功
写真 by なんたまサポーター 岩上拓郎&映画祭事務局
【観客賞】
第1回SAITAMAなんとか映画祭のクロージングセレモニーは、「観客賞」の発表からスタート。観客賞にふさわしい作品に、会場のお客様が挙手する形で投票が行われました。
緊張感の高まる集計の後、観客賞は、『アニマルプレイパーク』(三浦隆行監督)に決定! プレゼンターは前埼玉県知事の上田きよしさん。偶然にも、上田さんが会場に到着後、鑑賞していたのが同作だったとのこと。「アニメと実写が組み合わさった手法でとても印象的でした」とコメントがありました。
【清水園賞】
「清水園」賞とは、さいたま市大宮区にある、結婚式場・宴会場の清水園さんから贈られる賞で、『This is TOKYO』が受賞。プレゼンターである同社社長の清水志摩子さんから、田中雄之監督に、清水園のレストラン「ブラッスリー・シャトレー」のペアディナー券などが授与されました。
その後の清水社長と田中監督の掛け合いも面白く、会場には拍手と笑顔が溢れました。
【俳優賞】
「俳優賞」は2名が受賞。賞品は、清水園studioの受賞記念写真撮影権(メイク付)などとのこと。
1人目の賞に輝いたのは、『BEFORE / AFTER』に出演の川久保晴さん。
新型コロナを題材にして自ら脚本を書き、現在・未来の自分自身を同時に4役こなしたことが高く評価されての受賞です。この日、欠席のご本人に代わり、GAZEBO監督が、審査員・松崎まことさんから受け取っていました。
2人目の受賞は、『ROUTINE』出演の、うをともさん。
孤高の清掃員を哀愁漂う演技で演じて高評価。共演のハチロウさんとの、絶妙のジャグリングコンビネーションも受賞につながりました。審査員の土川勉さんから賞を授与された後、ご本人からは「まさか受賞できると思っていなかったので嬉しいです」との感想がありました。
【準グランプリ】
審査員の風間志織監督から、「準グランプリ」として、『パンにジャムをぬること』の受賞が告げられました。
風間監督からは「新しい才能の発見! ということで選ばせていただきました。今後も美しい映画を撮り続けてください」との激励が。瀬浪歌央監督は「緊張しています……」と返答していました。
【グランプリ】
セレモニーのクライマックスは、栄えある「第1回SAITAMAなんとか映画祭コンペティション」グランプリ作品の発表。
審査委員長のあらい太朗さんから告げられた作品の名前は、『そんな別れ。』(渡邉高章監督)でした! あらいさんは、「とても感情移入できた作品でした! 素晴らしかった」と激賞されていました。
壇上で、あらいさんから賞状と賞金30万円を受け取った渡邉監督は喜びを爆発。「まさかグランプリなんて! とてもありがたく思います。昔は映画制作を仕事にしていましたが、今は土日の有休を使い、想いのあるスタッフ・仲間と映画を作っています。この作品は岡田彩さんあっての作品でした。本当にありがとうございます!」と感激していました。
最後に、映画祭実行委員会の栗原俊明会長からご挨拶とメッセージ。
「様々な皆様のご協力があって開催できました。映画ってやっぱり楽しんだと気付かされました。今はもうないのですが、大宮にはかつて映画館がたくさんありました。これをきっかけに、『映画の街・大宮』が復活したらいいなと思います」という熱い想いが語られ、映画祭は無事に閉幕となりました。
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